2019年11月16日、17日(土、日)にたぬきっこ森のようちえん冬を開催しました。
今回が今年度最終回、一年があっという間に過ぎてしまいますね。
寒さに負けず、両日合計15組35名の親子が集まりました。
今回のテーマは、「森はおもちゃ箱!自然素材で遊べるおもちゃをつくろう!」。
この時期、歩いていると目にするたくさんの落ち葉や木の実、ドングリ。そんな森に落ちている自然素材を遊びながら拾い、おもちゃに大変身させて、たくさん遊んじゃおうという1日です。今回は<枝の釣り竿と葉っぱの魚>を作って森の釣り大会を楽しみました。
さて、まずは一緒に参加したみんなが仲良くなるために、
ずーみんとはるるが外あそびゲームを披露。
広場に元気な声と笑顔があふれました。
心と体がほぐれたところで、おもちゃの材料を拾いにいざ森へGO!
竿に使う枝と、魚に大変身する葉っぱを拾います。
どんな魚にしようかと考えながら探す子もいれば、
どんどん使えそうな葉っぱを集める子も。
葉っぱの集め方にも個性が出てきますね。
男の子たちは枝拾いに夢中です。
マグロも釣れそうなくらい大きな枝を集める子もちらほら…と思いきや、たくさん!(笑)
そして、思い思いに材料を拾って再集合です。
さあ、どんな竿と魚が出来上がるのでしょうか!
まずは枝をデコレーション!好きな材料を使って、世界に1本しかない釣り竿を作ります。
つづいて、葉っぱを使ってお魚作り。
中には葉っぱと葉っぱを貼り合わせてタコやヒトデ、アニメのキャラクターを作る子も。
子どもたちの自由な発想でたくさんのおもちゃが仕上がっていきます。
工作をしていると、気づくと大人のほうが熱中していることもしばしば。
子どもと一緒に本気で工作している時間、素晴らしいですね!
親も一緒に楽しむことは、たぬきっこ森のようちえんで大切にしたいことのひとつです。
そうして出来上がった釣り竿と魚たちで、みんなで釣り大会!
みんな大漁!!水槽いっぱいに魚が釣れていきます♪
自分で作ったおもちゃで遊ぶ楽しさをみんな味わえたようでした。
楽しい時間もあっという間。
わらべ歌と絵本の時間が終わると、もう終わりの会です。
子どもたちからは、
「葉っぱの魚つりが楽しかった!」
「枝をたくさん集めることが楽しかった!」
「最初のゲームが楽しかった!」
と、たくさんの感想を聞くことができました。
また大人からも様々な感想をいただきましたが、中でも印象に残っているのが、
「普段自然の中で遊ばせる機会が少ないので、自然の中でたくさん遊べてよかった。」
というお声。
住んでいる土地によっては、自然の中で遊ぶことって難しいですよね。
自然の中で子どもを遊ばせたいけれど、そんな場所も知らない…。
どう遊ばせたらよいかわからない…!という思う親御さん。
そんな時は、また私たちにお手伝いさせてください!
そして年長さんにとっては、たぬきっこ森のようちえんも卒園です。
年長さんにはひとりひとり卒業記念品をプレゼント。
成長が嬉しいような寂しいような、そんな複雑な気持ちになりますね。
そして、今年度最後のたぬきっこ森のようちえんも終了です。
みんなを見送っていると、こんな声が。
「この大きな枝を持って帰るんだ!!」
ニコニコしながら枝を持つ子、そして車に入るか心配するお父さん。
持って帰った後に、あの枝はどう大変身したのでしょうか。
そもそも、持って帰れたのでしょうか(笑)
さて、来年度もたぬきっこ森のようちえんは元気に開催します!
最近は技術が急激に進化していることに反比例するように、
自然に対しての興味が薄れていっています。
幼少期に自然や命と触れ合うことで、
他者への思いやりの心や、思考力、想像力が養われると言われています。
また、自然の中や自然物で遊ぶと、自然の価値に気づくことができます。
テストや数字では測れない能力を育むことができる。
それが自然体験なのです。
「自然の中でもっと遊ばせたい!」…そう思ったときは、ぜひまた遊びに来てくださいね!
そして、たぬきっこ森のようちえんを担当していたずーみんも今年度で主担当を卒業となります。来年度からは、ジョイこと吉川敦が担当いたします!
ですが、来年度もスタッフとしてずーみんは森のようちえんに来てくれますよ。
それでは今年度、たぬきっこ森のようちえんにご参加いただいたみなさん。
本当にありがとうございました!