自然情報– category –
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小田貫湿原2012年6月28日
今が旬! まだまだ梅雨のジメジメした日が続いていますが、小田貫湿原には、夏を代表する花がチラホラでてきました。 写真は「ノハナショウブ」。アヤメの仲間で、りっぱな花をつけるこの植物は、栄養がたくさんあるところでないと育ちません。 これだけ目立つ花をつけていも、有毒なので動物達には人気がなく、夏になれば群生して、見事に咲く姿を見ることが出来ます。 他にもチダケサシ、クサレダマ、オカトラノオなど、小田貫湿原の花たちはこれからが旬! みなさま是非遊びに来て... -
自然塾敷地内2012年6月24日
白い手裏剣!? この時期は、白い花をつける植物が増えてきます。手裏剣のような姿の正体は、「ヤマボウシ」。 植物達は、虫に来てもらうため様々な工夫をしています。ヤマボウシもそんな工夫を凝らしている1人。 白い部分、実は花じゃなく葉っぱが進化したものなんです。よーく見ると葉っぱの葉脈のような線が見えませんか?真ん中の地味な花を、目立たせるための作戦なんですね。 そして、たくさん虫が来てくれれば、今年も秋には美味しい実をつけてくれることでしょう! 今から楽... -
田貫湖畔2012年6月24日
オオヤマトンボの羽化 誰でも夏になれば、一度はセミの抜け殻を見つけたことがあるのではないでしょうか? ではトンボ(ヤゴ)の抜け殻は、見たことありますか?写真は「オオヤマトンボ」のヤゴが羽化する瞬間を捉えたもの。中でも水辺からすごく離れた場所で羽化する田貫湖のオオヤマトンボです。 考えてみてください。今まで住んでいた水の中から、大人になるために外の世界へ出かけていく気持ち。それは、ヤゴにとって大冒険だと思うのです。 この時期湖畔を歩くと、森の縁... -
小田貫湿原2012年6月13日
白い泡、たくさんあらわる! 今年もやってきました。白い泡の塊が木の上に登場する季節です。これはモリアオガエルというカエルの卵。森に棲んでいる彼らが湿原にやってきて愛を育んだ結果です。 もちろん、みなさんご存じの通り、子どもはオタマジャクシで水の中で育ちます。なので、下に水にあるところにちゃんと産むのです。 小田貫湿原はあまり木がないので、写真のように草むらにも産んじゃいます。 新緑が美しく、様々な鳥のさえずりが心地いい季節になってきました。さわやかな風に吹かれて、湿原のお散歩... -
小田貫湿原2012年5月25日
「ツツジ選手交代!」 ツツジは春の花として、人々の目を楽しませてくれますが、いわゆるサツキのような形をしているアシタカツツジやヤマツツジはそろそろ終わり。選手交代です。 写真は「サラサドウダン」というツツジの仲間。「えっ!ツツジなの?」思わず聞いてしまうぐらい、似つかない形をしています。 なんででしょうね? -
田貫湖畔2012年5月25日
「クモの巣にぶらさがった松の葉っぱ。実は…」 最初はクモの巣に松葉が引っかかっていると思いました。 でも、何の気なしに触ってみたらなんと動き出したのです。 「えー!!」 これじつは、オナガグモというクモの仲間。擬態して、近づいたクモを食べるという変わりもの。 粘り気のある糸をカウボーイのように後あしで投げて獲物をからめ取り、噛みついてとどめを刺すそうです。 ただただ、ビックリ!な生き物発見でした。みなさんもぜひ、探して見て下さいねー!! -
自然塾敷地内2012年5月25日
「ピッカピカの1年生!」 この時期、あらたな命がたくさん誕生するので、自然界は新1年生であふれかえります。写真はナナフシ。 い~っぱい食べて、すくすく育ってほしいですね!! そして、彼らの命が自然界の多くの命を支えているのもまた事実なのです。 -
自然塾敷地内2012年6月7日
自然からの贈り物! 今年も綺麗な花を咲かせ、楽しませてくれたサクラたち。 でもサクラの楽しみは、お花見だけじゃないってご存知でしたか? この時期、サクラたちは子孫を残すため、多くの実をつけます。 その実のことを、僕らは「サクランボ」と呼んでいますよね。 自然に生えているサクランボも、実は意外とおいしいんですよ。 写真のサクランボは「マメザクラ(通称:フジザクラ)」の実です。 当たり外れはあるものの、野山には自然からのたくさんの贈り物が。。。 みなさんも是非、お... -
田貫湖畔2012年6月7日
アズマヒキガエル再び!! 皆さんにビックニュースです! 本日、湖畔を歩いて調査していると、 山に帰っていったはずの、あのカエル達に会うことが出来ました。 ※過去のお知らせ参照↓↓ https://tanuki-ko.gr.jp/wp-content/uploads/2024/08/アズマヒキガエル来日!達 4月に会ったアズマヒキガエルが、たくさん産んでいってくれた卵。 見事、立派なカエルに育っていました。 すごく小さな赤ちゃんカエルは、群れをなして、必死に山を目指しています。 いったいこの中... -
小田貫湿原2012年5月16日
とぶ棒!?シオヤトンボが見れます! トンボは夏から秋にかけて出てくるものだと思っている、あなた。 実はトンボは早くから大人になって活動しています。 写真はシオヤトンボ。 「とぶ棒」が「トンボ」になったと言われ、後ろに引かず前に勇ましくまっしぐらに飛ぶ様は「勝ち虫」と呼ばれて、戦国時代の武将の兜や鎧、着物や印籠の紋章としても使われました。 トンボを見つけたら、あなたの「勝ち」もやってくるかも?? (2012年5月16日)